初めての屋根塗装でも安心!失敗しないために押さえておくべき基礎知識を徹底解説!

このサイトでは、初めて屋根塗装を依頼する人向けに塗料の種類やカラーや耐久性、塗装方法などの基礎知識を分かりやすく解説しています。
また、このサイトでは屋根の塗装にかかる費用の相場、費用の内訳、見積り書のチェックポイントなどについても詳しく紹介していきます。
さらに、塗装業者の選び方のポイントも具体的にお伝えしていきますので、どこへ頼んだらよいか迷っている方も、ぜひこのサイトの記事を参考にしてみてください。

初めての屋根塗装でも安心!失敗しないために押さえておくべき基礎知識を徹底解説!

屋根塗装をする際には、塗料選びが重要なポイントです。
塗料によって耐久性や相場価格などが異なるため、初めて屋根塗装を依頼する方は、よく下調べをしておくとよいでしょう。
また屋根塗装の技術は業者によって差があります。
満足できる状態に仕上げてもらうためには、優良な屋根塗装業者を選ばなくてはなりません。
直接その業者へ問い合わせたり、口コミ情報なども参考にしながら、信頼できる屋根塗装業者を探してみるとよいでしょう。

屋根塗装における塗料選びのポイント

屋根塗装を行う時に押さえておきたい、塗料選びのポイントがあります。
まず押さえておきたいのが、塗料の耐用年数です。
種類によって耐用年数は変わってきます。
リーズナブルな塗料は金銭的な負担を軽減することができますがその分、耐用年数は短めです。
一方、費用の高い塗料は塗装代がアップしますが、塗料の持ちは長めとなります。
短いものは7年ほど、長いものだと15年ほどと耐用年数に差があるようです。
屋根塗装をする際は、塗料が持つ機能もしっかり把握しておくことが必要です。
防汚性・遮熱性・防藻・防カビ性など。
塗料には様々な機能がプラスされています。
屋根から太陽光の熱が室内に入り込み、温度が上昇しやすいので屋根塗装では遮熱性のあるものが人気です。
価格も知っておきたいポイントとなります。
屋根用塗料は価格帯の幅が広く、高価格帯、中価格帯、低価格帯まで様々です。
あまり安価なものは短いスパンで施工が必要になることが多いので、費用や耐用年数を考慮して塗料を選ぶと良いでしょう。

屋根塗装の耐用年数は塗料の種類によって変わる!

新築で購入した家も雨風や直射日光にさらされる外壁や屋根は、一番早く劣化してきます。
カビやコケが生えてきたり色が褪せてきて、劣化が進むとひび割れや剥がれが生じてきます。
それに外壁よりも屋根の方が雨風や日光をダイレクトに受けるので、外壁と同じ塗料を使っていても屋根の方が劣化するまでの年数が短くなります。
塗料の耐用年数は使われている樹脂の種類によって異なり、屋根塗装を行う時は値段と同じくらい耐用年数にもこだわることが大切です。
費用が安く抑えられ発色も乾きも良い「アクリル塗料」は5年から7年で、密着性に優れてはがれにくく防汚性も高い「ウレタン塗料」は7年から10年です。
シリコンを使い耐熱性や耐水性の高く汚れも落ちやすい「シリコン塗料」は10年から15年もち、汚れを太陽光で浮かせて雨で取り去るというセルフクリーニングが特徴の「光触媒」は10年から15年持つといわれています。
光触媒塗料は費用が高くなりますが、空気浄化機能があって地球環境にも優しい屋根塗装として近年人気がある塗料です。

定期的な屋根塗装を怠った場合に発生するリスク

屋根は、雨風や太陽光などから建物を守るという重要な役割を果たしていますが、屋根に施された塗装は時間経過とともに徐々に劣化してきます。
そのため、屋根塗装を定期的に行っておくことが大切ですが、定期的な屋根塗装を怠ると雨漏りのリスクが高まるので注意が必要です。
雨漏りが発生した場合、屋根裏に雨水が溜まってカビが発生したり、壁に染み出て汚れにつながったりする恐れがあります。
特に、木造住宅の場合は柱や梁などが腐食して、建物自体の寿命が大きく縮んでしまう可能性があるので注意が必要です。
また、雨漏りの発生はシロアリ被害のリスクも高めます。
シロアリは木材を主食としているため、木造住宅に深刻なダメージを与えますが、シロアリは高温多湿な環境を好むので、雨漏りが発生するとシロアリ被害に遭う可能性も高まります。
さらに、雨漏りは漏電被害につながることもあります。
漏電が発生すると電気代が高くなるとともに、感電事故や火災の原因にもなるので注意が必要です。

屋根塗装工事のスケジュールを押さえておこう

依頼する側にとって、屋根塗装がどのようなスケジュールで行われ、施工完了までにどのくらいの期間がかかるのか気になるところです。
家の大きさや天気などによって施工期間は変わってきますが、平均的な期間を知っておけば1つ、屋根塗装の不安を取り除くことができるでしょう。
屋根塗装はまず近隣住民へ挨拶をすることから始まります。
塗料の臭いなどでトラブルを避けるためです。
挨拶周りは半日から1日かかります。
次に行うのは足場を組む作業です。
高所での作業となるので安全面などを考慮して、足場は必須です。
足場を組む期間も、半日から1日ほどです。
次に塗料がしっかり密着するよう洗浄をし、下地の処理を行います。
屋根の劣化が進んでいる場合、下地処理に数日かかるケースもあるようでえす。
その後、塗装前の養生を行いいよいよ塗装となります。
塗装は下塗り・中塗り・上塗りと3回に分けて行うのが基本です。
点検や足場の撤去などを行い屋根塗装は完了です。
完了までの期間は平均して、約2週間ほどとなっています。

屋根塗装の際に使える助成金や補助金について

屋根塗装する場合において、お金がずいぶんかかります。
普通は外壁塗装と同時に行いますが、屋根塗装だけ行う場合にはその金額が分かるでしょう。
500,000円前後のお金は確実にかかることから、ある程度は余裕を持って貯めておきたいところです。
もしこれから、屋根を塗装する場合には助成金や補助金などの仕組みを利用する方法もあります。
助成金や補助金に関しては、各市町村の役所が担当しています。
かつては国が担当していたかもしれませんが、国家の仕事が多すぎるため各都道府県に分散したものです。
実際に適用される例もありますが、100%適用されるかどうかはその市町村によって異なります。
まずは、いちどチェックしてみると良いでしょう。
どれぐらいのお金が戻ってくるのかあるいは補助されるのかと言えば、1割から2割程度です。
場合によっては3割位補助されるケースもありますが、その時にもいくつか条件があるわけです。
いずれにしても、大きな助けになることからよく確認をしておくと良いかもしれません。

屋根塗装は外壁塗装と同時に依頼するのがおすすめ

屋根塗装と外壁塗装を考えているなら、同時に専門業者に依頼をするのがおすすめです。
同時の依頼をおすすめする理由は、コストを安く抑えることができるからです。
それぞれを別々に依頼すると、工事を始めるたびに足場を組み完了すれば解体しなければいけません。
外壁や屋根塗装のために組み立てる足場の費用は意外と高額で、別々に頼むと2回分支払わなければいけないコストを1回で済ませられるのは、強力なメリットとなります。
また塗装のタイミングを合わせられるのも、同じタイミングで依頼するメリットです。
業者に依頼し調査をしてもらい見積もりとって説明を受ける、これらの流れも1回で済ますことができます。
同時に塗装をすることで住まいの状態も良好に保ちやすくなるので、外壁と屋根塗装は同時がベストです。
他にも外壁塗装と屋根塗装をトータルで行うことにより、どちらも新築同然の美しさに生まれ変わり全体の雰囲気が良くなることもおすすめする理由です。

屋根塗装のベストシーズンはいつ?

お住まい全体の寿命を長持ちさせるうえで、定期的な屋根塗装は是非心掛けたいところです。
足場を組んだり、事前準備を必要とするなど、ある程度のタイムスパンを想定してスケジュールを組む必要に迫られます。
スムーズに施工をすすめ、確実な仕上りを期待するなら施工時季はいつがいいのか、屋根塗装にとってのベストシーズンはいつなのかが問題になります。
塗装するには極端な気温や外気・天候が見込まれるシーズンは回避するのがベターです。
あまりに気温が高すぎると素材に塗料が定着する前に乾燥してしまい堅牢な塗装膜を見込めることはできない、夏は避けるべきです。
また降雨が多いと施工に支障がでたり、乾燥するのに十分なコンディションも見込めない梅雨もおすすめできません。
適度な気温で自然と乾燥することを見込める点から言えば、春か秋のいずれかがベストシーズンと言えます。
補修工事が必要などといった緊急事態でも無い限り、温暖ですごしやすい春や秋が屋根塗装におすすめです。

屋根塗装の色選びで失敗しないポイントとは?

屋根塗装の色選びで失敗しないためには、周囲の建物や街並みと調和した色を選ぶことがポイントで、外壁の色は街並みの景観の一つともいえるので、景観に配慮することで失敗する確率を下げることに繋がっていきます。
特に浮いたものを選ばないことが重要で、同系色を取り入れることで環境に馴染んだ家をイメージすることができるので、失敗する可能性を低くすることができます。
また、屋根塗装の色選びでは家全体におけるバランスを考えることも大切で、色と色を組み合わせるときは面積比を考えることで配色のバランスが良くなりますが、その場合ではベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3つが重要になってきます。
外壁色の印象は7割がベースカラーで決まり、そこに変化を与えるサブカラーがアソートカラーとアクセントカラーとなっており、配色を決める際にはまず全体の7割の印象になるベースカラーから色を決めていくことがおすすめといえます。

屋根塗装はDIYでも可能?自分で塗装するリスクを知っておこう!

屋根塗装はお住まいの住宅の規模や屋根材の違い・形状や使用する塗料などにより違いがあるものの、概ね数十万から100万円単位の相応の施工費用が見込まれるものです。
大きな出費を回避するべくDIYで屋根塗装をできないものかと考える方もいるでしょう。
結論から言えば、DIYでも可能ですが専門家以外の門外漢が作業することには、注意を向けるべきリスクがあります。
まず屋根などの高所での作業がメインになるので、転落事故のリスクが非常に高いことは留意するべきです。
専門家であれば足場を組むなどして、安全にも十分留意した上での作業になります。
転落事故は重篤な結果につながりやすいだけに、安全面では十分な準備と注意が必須です。
使用する塗料の品質から、あまり長持ちを期待できない傾向があることも踏まえておいて下さい。
ホームセンターなどではアクリル顔料の比較的安価な塗料も販売されています。
しかしアクリル塗料は堅牢さにかけるので、数年もしないうちに劣化がめだつようになるかもしれません。

屋根塗装代には足場代も含まれているかを確認しよう

屋根塗装の費用には、通常足場代も含まれていることが一般的ですが、すべての場合がそうとは限りません。
足場は塗装作業を安全かつ効果的に行うために不可欠な要素であり、作業員の安全を確保し、塗装の品質を保つために必要です。
そのため、多くの塗装業者は、足場にかかる代金を費用に含めて見積もりを提供する傾向があります。
ただしすべての業者が足場の代金を含むかどうかは、契約内容や地域によって異なる場合があります。
安価な見積もりを提供する業者の中には、足場代を含まないことがあるため、契約前に十分な確認が必要です。屋根塗装の見積もりを依頼する際には、必ず様々な諸費用が含まれているかどうかを明確に確認し、後々の追加費用を避けるようにしましょう。
総括すると、一般的には屋根塗装代には足場の代金も含まれていますが、業者によって異なる場合があります。
費用の見積もりを受ける際には、そのほかの料金もしっかりと確認して納得のいく契約を行うことが大切です。

リフォーム工事とセットで行った方がいい屋根塗装

屋根の一部が老朽化しているのでリフォーム工事を行おうと考えて、施工の計画を立てているのなら屋根塗装も同時に行うことを推奨します。
棟板金の交換やカバー工法などの施工を依頼して、古くなった塗料をそのままの状態で放置していると、雨漏りなどのトラブルが起きることになりかねません。
塗料が剥がれた部分から雨水が入り込むと、アスベストが露出して健康的な被害が起きる可能性もあります。
交換してから間もない棟板金を取り外して、再び塗装作業を行うことにならないように、リフォーム工事を行うと同時に屋根塗装を済ませるのが理想的です。
雨漏りに対処できるだけでなく、汚れや臭いの発生を防止できるのも屋根塗装を行う利点で、住宅の寿命を延ばしたい時にもおすすめできます。
外壁塗装と屋根塗装もセットで行っておくのが理想的で、足場の組み立て作業を一回で済ませられるおかげで、金銭的な負担を減らせるのも利点です。複数の施工を一緒に依頼することで、料金が割引される企業も珍しくありません。

屋根塗装か葺き替えかで迷った際の選択肢と判断基準

戸建て住宅にお住いの方は、一定期間毎に屋根塗装と外壁塗装を行っているものですが、最も野ざらしになる屋根に対しては常に良いコンディションを保つことが必要とされます。
新築時から30年程度が経過している戸建て住宅の場合、屋根塗装を定期的に行うことで雨漏りは全く起きていないという住宅があれば、天井や壁にはシミが目立っているような住宅の場合、塗装ではなく葺き替えを検討することも選択肢としては悪くはありません。
元々の屋根材による違いもあり、瓦屋根の住宅ではスレート屋根や金属製屋根に変更することで軽量化を行うことができ、耐震性をアップさせることができるのでメリットはあります。
一方で最初からスレート屋根や金属屋根の住宅の場合、葺き替えでも何ら問題はありませんが、これらの素材の場合では重ね張り工法を使うことができるので、同じ屋根交換であっても低料金で施工できるメリットがあります。
判断基準は築年数と今後生活を続ける年数にも影響があるので、十分に検討した上で施工法を決めることが最善策です。

屋根塗装は塗料の使用量も金額に影響します

屋根塗装を行う際には、塗料の使用量が金額にも影響を及ぼす重要な要素となります。屋根塗装の費用は、塗料の種類や量によって大きく異なることがあります。
まず塗料の種類によって価格が変動します。一般的に高品質な塗料は耐久性が高く、長期間にわたって屋根を保護する効果がありますが、その分価格も高くなる傾向があります。
一方で低価格の塗料を使用すると、初期の費用は抑えられますが、耐久性や効果が劣る可能性があります。
また塗料の使用量も費用に影響を及ぼします。大きな屋根や複雑な形状を持つ屋根の場合、必要な塗料の量が増えるため、費用も相応に高くなるでしょう。
逆に小さな屋根やシンプルな形状の場合は、必要な塗料の量が少なくなり、費用も比較的抑えられるかもしれません。
そのため屋根塗装の際には、塗料の種類と使用する量を検討することが重要です。予算や希望する塗料の性能に合わせて適切な選択を行うことで、長期間にわたって美しい外観と耐久性を保つことができるでしょう。
屋根塗装の際には、安全性や作業の専門知識も考慮し、信頼性のある業者と相談しながら計画を進めることをおすすめします。

屋根塗装が必要な理由を理解しておくことは大事

屋根塗装が必要な理由を専門家目線で理解しておくことは、建物の健全性を保つ上で大事なことです。
まず、屋根は外部の気象条件に直接さらされるため日射や雨風、雪などの影響を受けます。これらの自然の要因により、塗装が劣化してしまうことがあります。
専門家によると劣化した塗膜は防水性が低下し、雨水の浸透や漏水のリスクを高めることが考えられます。
塗装は屋根材を保護する役割も果たします。太陽光や紫外線から建物を守るために、適切な塗膜が必要です。
劣化した塗膜が建物の材料を傷め、耐久性を低下させる可能性もあります。こうした損傷を未然に防ぐためにも、定期的な塗装のメンテナンスが重要です。
さらに塗装は建物の外観にも影響を与えます。外壁と同様、屋根の塗装も建物全体の美観を保つ要素です。
劣化や剥がれた塗膜は建物を老朽化させ、印象を損ねる可能性があります。専門家によると、適切な塗装によって建物の外観をリフレッシュし、魅力を引き立てることができるのです。
屋根塗装が必要な理由を専門家目線で理解しておくことは、建物の保護や美観を維持する上で欠かせないステップです。
定期的な塗装メンテナンスによって建物の寿命を延ばし、安全性や外観の質を向上させることができるでしょう。

著者:寒河江好一

筆者プロフィール

神奈川県横浜市生まれ。
高校卒業後地元で屋根塗装業者に就職。
屋根塗装に関する知識をネットで発信しています。
横浜 屋根塗装